日銀“大規模な金融緩和”継続へ 物価見通し2.3%に引き上げ
日銀は21日の金融政策決定会合で、今の大規模な金融緩和策を継続することを決めました。一方で今年度の物価の見通しを2.3%と、日銀が目標とする2%台に引き上げました。
日銀は21日の金融政策決定会合で短期金利をマイナスにし、長期金利をゼロ%程度に抑える金融緩和策を維持することを決めました。
一方、日銀が合わせて発表した今年度の物価の見通しについては2.3%と大幅に引き上げました。日銀が目標としてきた2%台にのる見通しです。
このところ外国為替市場では利上げを加速させるアメリカとの金利差が意識され円安が加速し先週、円相場は、およそ24年ぶりとなる139円台のドル高円安水準を更新しています。
輸入物価の上昇などで家計への影響が懸念される中、21日午後に行われる黒田総裁の会見で、現在の金融緩和を続ける理由をどう説明するのか注目されています。