明治安田生命とイオングループが業務提携 イオン系生命保険会社の株式を85%取得

大手保険会社・明治安田生命は、イオンとイオンの金融系の子会社であるイオンフィナンシャルサービスと業務提携を結ぶと発表しました。これに合わせて明治安田生命は、イオンの株式666万株を追加取得して、現在の持ち分比率0.3%から1.0%にまで増やすほか、イオン系生命保険会社のイオン・アリアンツ生命の株式を約85%取得します。
明治安田生命とイオングループは、少子高齢化や地域間の格差拡大といった社会課題の解決に一緒に取り組んでいきたいとしています。
今後は顧客との接点を広げるため、年間40億人が訪れるイオンのショッピングモールなど、全国の店舗にて健康増進のセミナーやイベントなどを開催する予定です。
さらに、共同でカード事業も行う予定で、提携のクレジットカードには健康増進に資する独自の特典を付与することなども検討しているとしています。
全国に多数の店舗を持ち、地域経済に強い地盤を持つイオングループと提携することによって、明治安田生命の営業力を強化するのが狙いです。
明治安田生命の渡辺俊哉常務は、「お互いの強みを生かして、社会課題や地域活性化に貢献していきたい」とコメントしています。