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「路線価」全国平均、3年連続で上昇

2024年7月1日 11:54
「路線価」全国平均、3年連続で上昇

土地の相続税を計算する際の基準となる「路線価」が公表され、全国平均は3年連続で上昇となりました。

1日、国税庁が公表した「路線価」の全国平均は、去年に比べて2.3%上がり、3年連続で上昇しました。今年は29都道府県で路線価が上がったということです。

都内では、浅草の雷門通りが16.7%上がったほか、足立区の北千住駅前が15.1%上がりました。

国税庁は、去年、新型コロナウイルスが5類に移行したことなどで、海外の観光客によるインバウンド需要の回復や、各地の再開発事業などが路線価を押し上げた要因とみています。

また、全国最高額となったのは、39年連続で東京・銀座の鳩居堂前で、1平方メートルあたり4424万円となりました。

一方、今年1月に能登半島地震で被災した石川県などの一部地域では、路線価を下げる特例措置が取られたということです。