【速報】日銀が政策金利の据え置き決定 9月会合では政策変更なし
日本銀行は19日・20日に行われた金融政策決定会合で、政策金利を現在の0.25%に据え置くことを全会一致で決めました。
日銀は前回7月の決定会合で、今年2度目となる利上げに踏み切りました。今回は政策金利を据え置き、前回の利上げが経済・物価に与える影響を引き続き見極める姿勢を示した形です。
今回、決定会合のタイミングは、自民党総裁選が行われている最中で、かつアメリカの中央銀行にあたるFRBが0.5%の利下げを決めた直後でした。国内外の政治・経済情勢が動く中、日銀内では「利上げを急ぐ必要はない」との見方が大勢でした。
ただ植田総裁をはじめ日銀幹部は、経済・物価が日銀の見通し通り推移していけば、今後も利上げを行い、金融緩和からの正常化を進める方針を示しています。午後3時半から行われる会見で、植田総裁が今後の利上げのペースについて、どのように発言するかが焦点です。