日本銀行は金融政策決定会合で、政策金利を現在の0.25％で据え置くことを全員一致で決めました。31日午後に行われた日本銀行・植田総裁の会見のもようを動画でご覧ください。

衆院選で与党が大きく議席を減らし、政治情勢が不透明なことに加え、来月5日にはアメリカ大統領選挙も控え、世界経済や金融市場の先行きが不透明さを増す中で、国内外の情勢をなお見極める判断をした形です。

また今回の会合では、日銀が3か月ごとに示す経済や物価の見通しも公表されました。

2025年度の生鮮食品を除く消費者物価の見通しは、最近の原油価格などの下落の影響で前回から下振れ、前年度比＋1.9％の上昇となっています。

今後の金融政策については、アメリカなど海外経済の行方や金融市場の動向を「十分注視する必要がある」としながらも、経済・物価が見通し通りに進めば、「引き続き政策金利を引き上げる」としています。

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