パイナップルの葉からスニーカー誕生!? ファッション業界も“サステナブル”なアイテムを
環境への負荷が問題とされるファッション業界が「エコ」や「脱炭素」などに取り組んだファッションの見本市が開かれました。
岩永岳大記者
「こちらのスニーカーは、パイナップルからできた素材で作られています」
本体は、捨てられたパイナップルの葉っぱでできた植物由来の革製品「ビーガンレザー」です。
スニーカーのインソールは再生木材、靴底はリサイクルされたゴムと、ほぼ再利用素材で作られています。
シャイアンリッチライフスタイル 今泉直英代表
「サステナブルというのが一番重要なんですけど、『かわいい、かっこいい、自分がはきたい』というスニーカー、そこが一番重要だと思っています」
他にも、リンゴやとうもろこしなどを素材にしたスニーカーもあります。「動物の革」で作るのに比べて、二酸化炭素の排出量を約9割おさえることができるといいます。
会場には、サステナブル(=持続可能)なファッションアイテムが2万種類以上並びました。
紫色のバッグは――
ブルーレディバード 田中英代代表
「ワインを作った後に生まれる、ぶどうの搾りかすを使って作られた『グレープレザー製のバッグ』になります」
革は紫色だけでなく、様々な色に染められるといいます。
イタリアメーカーの時計はなんと木製。ベルトなどに使われている木は、家具を作った時に出た“余った木材”です。
「環境負荷が高い」といわれる繊維・アパレル業界ですが、新しい技術で環境に配慮した商品が次々と生まれています。