県内の景気動向 サービス業で好調も大きな回復の動きなく 3か月連続で据え置き
日銀秋田支店は、最新の県内の景気動向について、飲食や宿泊などのサービス業で好調な動きがみられたものの、このほかの分野では大きな回復の動きがみられなかったことから、景気に関する判断を3か月連続で据え置きました。
日銀秋田支店は、個人消費や投資、生産などの動向をもとに、県内景気全体の傾向を判断していますが、今回は、いずれの分野も大きな変化がないと判断しました。
景気全体についても、「一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかな回復を続けている」という判断を、先月から据え置きました。
判断の据え置きは、3か月連続です。
日銀秋田支店は、特に個人消費の分野が県内の景気動向に影響すると分析しています。
個人消費のうち、飲食や宿泊などのサービス業では、宴会需要や観光客の増加で好調な動きがみられたものの、消費者の節約志向の広がりは続いていると説明しました。
一方で、マンションや高い価格の新車などは、売れ行きが好調だとしていて、引き続き、個人消費の傾向を注意深くみながら、景気の動向を判断することにしています。