ビッグモーターの保険金不正請求問題をめぐって、鈴木金融担当相は、ビッグモーターと損保ジャパンに対して、「根本原因を特定したい」として、来週にも立ち入り検査を実施する方針を明らかにしました。

金融庁は4日、ビッグモーターと損保ジャパンに対して立ち入り検査の実施を決め、両社に通知していました。鈴木金融相は判断の理由について、ビッグモーター社については「保険募集の基本的な取り組みに問題が認められた」としています。

また、損保ジャパンについては、親会社のSOMPOホールディングスの調査が途上として「さらに深度ある検証が必要」と判断したということです。

鈴木金融相は両社について「経営管理体制、内部管理体制上の課題にも踏み込んだ上で根本原因を特定したい」との認識を示しました。

金融庁は来週後半にも立ち入りを開始する見通しです。