ビッグモーターの「工場長から不正指示」損保ジャパン把握も取引再開
中古車販売大手ビッグモーターが保険金を不正請求していた問題で、損害保険ジャパンが去年夏、「工場長から不正の指示があった」との情報をビッグモーター出向者を通じて把握していたにもかかわらず、いったん中止していたビッグモーターとの取引を再開していたことが関係者への取材でわかりました。
損保ジャパンは、ビッグモーターに多数の社員を出向させるなどし、両社は親密な関係にあったとの指摘が出ています。
こうした状況などを踏まえ、鈴木金融担当相は25日、ビッグモーターと損保会社各社に対して調査を始めていることを明らかにしました。
関係者への取材で、金融庁が保険業法に基づく報告徴求命令に向けて調査をしていることも新たにわかりました。