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大規模な金融緩和策修正の経緯を説明 日銀・黒田総裁が会見

2022年12月20日 16:16
大規模な金融緩和策修正の経緯を説明 日銀・黒田総裁が会見

記録的な物価上昇が続く中、日銀は20日の金融政策決定会合で、いまの大規模な金融緩和策を修正することを決めました。

市場はこの決定を事実上の利上げと受け止め、大きな衝撃が走りました。20日午後から、黒田総裁が決定に至った経緯を説明しています。

日銀は長期金利の変動幅を、これまでのプラスマイナス0.25%からプラスマイナス0.5%に拡大することを決めました。これにより、長期金利が上昇する可能性があり、「事実上の利上げ」となります。

20日午後から行われている会見で、黒田総裁は「今年の春以降、海外の金融市場の変動幅が高まり、日本の市場もその影響を強く受けている」と述べた上で、海外との金利差で、市場の機能が影響を受けている、と今回の修正に踏み切った経緯を述べました。

日銀のサプライズともいえる決定を受け、金融市場にはショックが広がり、長期金利が上昇し、為替相場も一気に円高に。

また日経平均株価も、一時は800円を超える下げ幅となりました。

来年4月の黒田総裁の任期満了を前にした日銀の今回の決定に、ある市場関係者は「市場が金融政策の修正を催促する前に効果的なタイミングを狙い、利上げに踏み切ったのでは」と話しています。

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