NTT東日本「昆虫食」事業に参入 食用コオロギの飼育所を公開
「昆虫食」の事業に参入するNTT東日本が、コオロギの飼育所を公開しました。
NTT東日本は食用コオロギのベンチャー「グリラス」と協業し、飼育のスマート化と効率化を後押しします。
公開されたのは、都内の研究施設に設置した食用コオロギの飼育所。室温はコオロギを早く育てるのに最適な30℃に保たれています。
コオロギは8回脱皮して成虫になり、羽も生えてくるため、その直前の7回脱皮した幼虫として一番大きな状態が、食用として最適だということです。食用コオロギは乾燥させて粉末にし、スナック菓子やプロテインバーなどの商品に使われます。
乾燥させた状態の味は…。
記者「口の中に広がる香りが、カニとかエビの甲殻類のような味ですね。お酒によく合いそうです」
食用コオロギは家畜よりも飼育に必要なエサや水が少なく済み、温室効果ガスの排出も減らせるため、将来の動物性タンパク質の供給源として注目されています。