そごう・西武、労働組合が31日のスト通知 売却計画めぐり…実施なら百貨店で60年ぶり異例の事態に
セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店「そごう・西武」を海外ファンドに売却する計画をめぐり、そごう・西武の労働組合は、31日にストを行うと経営側に通知しました。
そごう・西武労働組合 寺岡泰博中央執行委員長
「開始日を2023年の8月31日木曜日とする、ストライキ権の行使ということで通知しました」
そごう・西武の労働組合は28日午後、セブン&アイ幹部らと売却後の売り場構成や雇用維持などについて協議しました。しかし、セブン側、組合側双方が合意に至らず、組合は31日に西武池袋本店で終日ストを行うと通知しました。
組合側は29日、30日で納得できる回答が得られない場合、西武池袋本店の組合員およそ900人でストを決行する構えです。
一方、セブン&アイは「ストが実施されれば、お客さま、お取引先さまをはじめ、関係各位にご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ない。そごう・西武と労働組合との間の協議について、適切な範囲で支援・協力して参ります」とコメントしています。
百貨店でストが実施されれば、およそ60年ぶりとなる異例の事態です。