「そごう・西武」労働組合がストライキ検討 是非を問う投票を全国の組合員に通知へ
セブン&アイ・ホールディングスが傘下の「そごう・西武」の売却を予定している件で、そごう・西武の労働組合がストライキを検討していることがわかりました。3日午前にもストの是非を問う投票を全国の組合員に通知する予定です。
セブン&アイは去年11月、赤字が続く「そごう・西武」を海外投資ファンドに売却することを決めています。これについて、そごう・西武の労働組合は「会社側からの説明がなく、従業員の雇用維持に不安がある」として、ストライキの実施の是非について組合員の投票を行う方針を決めたということです。3日午前にも全国の組合員に通知し、今月中に投票を実施する計画です。
そごう・西武の売却をめぐっては、中核となる西武池袋本店の売り場構成について、地元の自治体などから懸念の声があがっていて、売却実施が2度にわたり延期されるなど、調整が難航しています。
セブン&アイとそごう・西武はストについて「コメントを差し控える」としています。