実質GDP年率プラス5.4% 個人消費が大きく増加
去年10月から12月のGDP(=国内総生産)の成長率は年率でプラス5.4%と2期ぶりのプラス成長となりました。
内閣府が発表した去年10月から12月のGDP成長率は、物価の変動を除いた「実質」で前の3か月と比べてプラス1.3%、年率に換算するとプラス5.4%で、2期ぶりのプラス成長となりました。
感染者数が去年12月にかけて大きく減ったため、旅行や飲食などのサービス業を含め、個人消費が大きく増えたことが背景にあります。また、企業の設備投資なども回復し、輸出が好調だったこともプラス要因となりました。
しかし、その後、感染が爆発的に拡大していることから、専門家は今後の先行きについて「オミクロン株の感染拡大を受けて、個人消費が再び落ち込むことが予想される」としていて、今後はマイナスになる可能性もあると指摘しています。