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三井住友FG「SMBC-GPT」本格導入に向け実証実験へ

2023年4月11日 17:10
三井住友FG「SMBC-GPT」本格導入に向け実証実験へ

三井住友フィナンシャルグループが社内の従業員向けに文章作成や情報収集などを手助けすることを目的として、文章の意図を解釈して自然な文章が作成できる、GPTの技術を活用したAIツールの実証実験を開始すると発表しました。

三井住友フィナンシャルグループは、日本マイクロソフトなどと共同で開発した対話式のAI(=人工知能)ツール「SMBC-GPT」の本格導入に向けた実証実験を今月から開始します。

この「SMBC-GPT」に質問をすると、文章や要約などが生成される仕組みで、例えば、法人向けの「りんぎ書」の作成などに用いることで、従業員の生産性の向上に期待しているということです。情報は、社外に流出しないシステムを構築し、社内の従業員だけが利用可能です。

まずは、三井住友銀行の本部に所属するおよそ600人が使用し、今年度の上半期中に、実証実験の対象を銀行の全従業員に拡大する予定です。

こうしたGPT技術活用の動きが加速しています。

三菱UFJフィナンシャル・グループとみずほフィナンシャルグループも、社内で従業員がGPT技術を利用する検討を始めているということです。