短時間で4円以上円高に…一時157円半ば 為替介入との見方も
外国為替市場で11日夜、円相場が一時、短時間で4円以上円高に進みました。市場では政府・日銀による為替介入が行われたのではないかとの見方も出ています。
日本時間の11日午後9時半にアメリカで発表された経済指標が市場の予想を下回ったことをうけ、ドルを売って円を買う動きが強まりました。
円相場はおよそ40分後には1ドル=157円台半ばまで、一気に円高に進みました。統計発表前に比べて4円以上円高に振れた形で、市場では政府・日銀が円買いドル売りの為替介入に踏み切ったのではないかとの見方も出ています。
財務省の神田財務官は11日夜、「市場介入については何もコメントする立場ではない」と、介入の有無を明らかにしませんでしたが、「足元の為替の動きはファンダメンタルズに沿った合理的な動きとは言えない」とも指摘しています。