小林製薬「紅麹原料」 健康被害報告のサプリメント用と食品用は異なるもの
小林製薬の「紅麹原料」を含む食品が相次いで自主回収される中、小林製薬は「食品用の紅麹原料」と、健康被害が報告されている「サプリメントなどに使用されている紅麹原料」は異なるものであることを明らかにしました。
小林製薬によりますと、小林製薬が去年1年間に製造した紅麹原料は18.5トンで、このうち8割にあたる16.1トンを食品メーカーなど52社に販売していました。
販売された16.1トンのうち、9.2トンは食品の着色や風味付けなどに使われるもので、これは健康被害が報告されているサプリメント用の紅麹原料とは異なるものだということです。
ただ、まだ健康被害の原因が特定されていないため、小林製薬は52社全てを対象に、紅麹原料の使用の中止と使用した製品の回収などを依頼しています。
52社の製品については、これまでに健康被害の報告はないとしています。