小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントを摂取した人から健康被害が報告されている問題で腎臓の疾患などで入院した患者が、新たに20人増えたことがわかり、合わせて26人になりました。

小林製薬は「紅麹原料」を含むサプリメントを摂取した人が腎臓の疾患などを発症し、透析治療が必要な患者を含む6人が入院したと発表していましたが、この他にも、20人が入院していたことが明らかになりました。

これにより、入院患者の合計は26人となりますが、全員、命に別条はないということです。小林製薬は「紅麹原料」を年間で18.5トンほど製造し、このうちおよそ8割を52社の食品メーカーや飲料メーカーに提供していたことを明らかにしています。

食品に使われた紅麹原料は今回腎臓の疾患が確認された紅麹とは異なるということですが、「宝酒造」や「紀文食品」の他、「竹屋」などがすでに自主回収を発表していて、今後も影響は広がる可能性があります。