トヨタ自動車名誉会長・豊田章一郎氏、お別れの会 今年2月に心不全で死去
ことし2月に亡くなったトヨタ自動車名誉会長で、経団連会長もつとめた豊田章一郎氏のお別れの会が行われました。
ことし2月、心不全で亡くなった豊田章一郎氏のお別れの会が都内で、しめやかに執り行われました。章一郎氏はトヨタの創業者、喜一郎氏の長男で、豊田章男会長の父にあたります。1982年にトヨタ自動車の社長に就任し、トヨタを日本を代表する自動車メーカーに導きました。
また、財界活動にも尽力し、1994年から4年間にわたり、経団連の会長もつとめました。
多くの政財界の関係者や友人らが参列する中、式典で挨拶した長男の豊田章男会長は、生前の章一郎氏の言葉を引用して、経営への決意を示しました。
豊田章男会長「『苦心した末に物が出来上がったとき、それを誰かが使って喜んだり、助かったりしたとき、このうえない喜びと感動に包まれる。だからもっと勉強し、働いて、もっと良い物を作ろうと思う』。この言葉を胸にトヨタのモノづくりと人づくりを継承していくことを誓います」
お別れの会は24日夕方まで行われ、政財界の関係者や友人ら、およそ3000人の参列が見込まれています。