知床沖観光船沈没から1年…犠牲者に黙とう「教訓の日としていかなければいけない」
北海道の知床沖で乗員・乗客26人を乗せ、観光船が沈没した事故から23日で1年がたちました。斜里町では追悼式典が開かれ、犠牲者に黙とうがささげられました。
事故から1年を迎え、斜里町内で開かれた追悼式典。犠牲者らの冥福を祈り、黙とうがささげられました。式典には被害者家族のほか、鈴木直道北海道知事や斉藤鉄夫国土交通相など約150人が出席しました。
斉藤国交相「監査や検査を行いながら、事故を防げなかったことについて、大変重く、真摯(しんし)に受け止めている」
また、斜里町内に設置された献花台には町民らが次々と訪れ、花を手向けていました。
斜里町民「遺族の気持ちを思うと本当につらいです」
捜索ボランティア・桜井憲二さん「知床という地域に暗い影を落とした日。これは10年、20年たっても消えない」「教訓の日としていかなければいけないと思う」
この事故では、乗員・乗客20人が死亡し、いまだ6人が行方不明となっています。