イオン ウエルシアHDとツルハHDの“経営統合”協議開始を発表
イオンは、子会社でドラッグストア最大手の「ウエルシアホールディングス」と業界2位の「ツルハホールディングス」の経営統合の協議を始めると発表しました。
イオンとウエルシア、ツルハの3社は経営統合に向けて協議を開始することで合意し、2027年までに最終的な契約を結ぶことを目指します。
ウエルシアとツルハの大株主であるイオンが主導する形で進め、イオンは今後、ツルハへの出資比率を50%超まで高めて子会社化する方針です。一方で、ウエルシアはツルハの傘下に入ります。
国内のドラッグストア業界はすでに飽和状態なうえ、コンビニエンスストアやスーパーなどとの競争も激化しています。こうした中、2021年にはマツモトキヨシホールディングスとココカラファインが経営統合するなど、業界再編も進んでいます。
今回、ウエルシアとツルハの業界トップ2社が統合を進めることで、ドラッグストア業界ではさらなる再編が進む可能性もあります。