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どれが刺さる?入社式 社長金言集

2023年4月3日 20:06
どれが刺さる?入社式 社長金言集

4年ぶりに対面で入社式を行う会社がおよそ8割を超えたことし。企業のトップは新入社員にどのような言葉を贈ったのか?トップの”哲学”をのぞいてみました。

■ソニーグループ

吉田憲一郎会長兼CEO「世界を感動で満たす」

ソニーのパーパス(存在意義)は「世界を感動で満たす」です。多様な事業を通じ、ソニーグループの成長に向けて新たなチャレンジにも挑戦していきますが、「感動」がクリエイティビティから生まれるものであることは今後も変わりません。

感動を創るクリエーター、クリエーションを楽しむユーザーに軸足を置き、クリエーターから世界で最も選ばれるブランドでありたいと考えています。

グループの一員となった皆さんと一緒に、未来のソニーを創っていくことを楽しみにしています。

■ソフトバンクグループ

孫正義会長「人間として役立てる、そういう人になってほしい」

今日から新たに始まる皆さんの人生は、30年後には今では想像できないほど大きく変わっているでしょう。AIの活用を法律で規制することを訴える人もいますが、私は反対の立場です。善のために使えば役に立つに決まっているからです。

今まで治せなかった病気を治せたり、交通事故を減らすことができたりと、人々を幸せにしてくれる。世界は変わります。

われわれソフトバンクグループは情報革命の最先端で、人々を幸せにし、笑顔を提供していくことが本業です。そのために日々学び、努力しています。

皆さんも、日々新しい情報に触れ、人間として役立てる、そういう人になっていってほしいです。

■ローソン

竹増貞信社長「一日が30時間の価値にもなり、逆もある」

誰もが持っている時間は同じです。ただこの時間が、使い方によっては、1日が25時間、30時間の価値にもなります。逆もあります。

有限の時間の中で無限の可能性を発揮すべく、公私ともこの時間を有効に使い、自分たちの成長、喜びに繋げてください。

■ファミリーマート

細見研介社長「笑顔と挨拶が世界の共通語」

社会人生活の37年を振り返って、これは鉄板だなと思うことを皆さんにご紹介したい。笑顔と挨拶が世界の共通語だということです。

私は商社マンとして世界50か国でビジネスをしてきましたが、どこの国においても満面の笑顔と大きな声の挨拶が周囲との信頼関係を作る最も大事なコミュニケーションであり、商売の基本であるということです。

そしてそれは、皆さん全員がすぐにできることでもあります。今日から是非実行し、何か困ったこと、辛いことがあった時も思い出して実行してみて下さい。

■NEC

森田隆之社長兼CEO「日常に流されて思考停止に陥ることなく、好奇心を忘れずに」

人はあっという間に環境に慣れる。見慣れた景色、見慣れた人たちの中で日々の仕事に追われていると、そこには感動も新鮮さもなくなってくる。

日常に流されて思考停止に陥ることなく、常に新しい視線で眺め、初心や好奇心を忘れずに挑戦し続けてほしい。

そのために10年後、20年後にどのような自分になっていたいか、何をしていたいかを思い描き、そこから考えて何をやるべきか、そして1年目の今年の目標を書き留めて欲しい。

また、今後も毎年見直し、その年の目標を考えて欲しい。継続は大きな力になる。

■キリンHD

磯崎功典社長「人生無駄なことは一つもなく、全て点が線になる」

失敗を恐れずにチャレンジしてほしい。人生は成功よりも失敗する数の方が圧倒的に多いですが、失敗から多くのことを学べます。

なぜうまくいかなかったのか、仮説を立て試行錯誤し、再度チャレンジすることよって、成功への道が開けます。

自分を信じ、創意工夫を重ねてチャレンジし、諦めずに成功するまで続けて欲しい。人生無駄なことは一つもなく、全て点が線になるということです。何事も、決して無駄ではなく、全ての点が線につながっています。

■みずほFG

木原正裕社長「失敗を糧に成長していく、そういった姿勢で」

何があっても「へこたれない」ということです。長い社会人人生、全てが順調に行くことはありません。つまずきはあります。そんな時でもへこたれない。むしろ逆境や失敗を好機ととらえ、諦めることなく前進していく。失敗を糧に成長していく、そういった姿勢で常に臨んでください。

そうすれば、この変化の激しい時代において、皆さんご自身が時代を切り開いていける存在になると思います。

■東京海上HD

小宮暁社長兼グループCEO「できるだけ多くの打席に立ち、全力でバットを振る人間であれ」

真剣に一生懸命取り組み、少しばかり恥をかいてしまうくらいが丁度良いかもしれません。真面目に一生懸命やっているのだから大きな問題にはなりませんし、石橋を叩いて渡らないより断然よいと私は考えます。

3打数2安打で打率6割6分6厘よりも、20打数5安打の打率2割5分のバッターの方を評価する会社にしたいと本気で思っています。

できるだけ多くの打席に立ち、全力でバットを振る人間であってください。

もっともっとしなやかにたくましく。グループ全員の熱意と叡智(えいち)を結集し、支え合い、一体感を持って挑戦していきたいと思います。