日銀、金融政策決定会合 政策修正の是非を議論 1ドル=150円前後、約1年ぶりの円安水準…長期金利も10年ぶり0.8%超えの中
円安が進み、長期金利もおよそ10年ぶりの高水準となる中、日本銀行が31日に決定する金融政策の行方が注目されています。
日銀は30日と31日の金融政策決定会合で政策修正の是非を議論します。このところ、円相場は1ドル=150円前後と、およそ1年ぶりの水準となるなど円安が一段と進んでいて、家計や中小企業への負担が大きくなっています。
一方で、長期金利はアメリカの金利上昇を受け、10年ぶりに0.8%を超え、企業の借り入れへの影響を懸念する声もあります
国内で賃金上昇など経済の好循環の兆しが出ている中で、日銀内部では、長期金利の上限のさらなる引き上げは慎重に見極めるべきだとの意見も出ています。
金融政策について、どのように決定するのか、難しい判断を迫られています。