財務相「高い緊張感を持って注視」日経平均2万8000円台を回復
日本時間10日夜に発表された10月のアメリカの消費者物価指数が市場予想を下回ったことなどから、日経平均株価は大幅に値上がりし、2万8000円台を回復しました。
東京株式市場で日経平均株価は前の日の終値から一時800円以上大幅に値上がりし、約2か月ぶりに2万8000円台を回復しました。
10月のアメリカの消費者物価の上昇率が市場予想を下回ったため、アメリカの利上げペースが減速するとの見方が強まり、前の日のニューヨーク市場が大きく値上がりした流れを引き継ぎました。
また、外国為替市場でも急速に円高が進み、11日朝、一時1ドル=140円台まで上昇しました。
鈴木財務相は、「市場の動向を高い緊張感を持って注視する。必要な場合には適切な対応を取りたい」と述べました。