米CPI発表で一時“4円超”の円高に NY株は一時1100ドルの急反発
アメリカの10月の消費者物価指数が事前の市場予想を下回ったことなどを受け、外国為替市場では、アメリカの利上げペースが減速するとの見方が強まり、急速に円高が進んでいます。
アメリカ労働省が10日に発表した10月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて7.7%上昇しました。事前の市場予想を下回ったほか、6月の9.1%をピークに4か月連続の縮小となりました。これを受け、外国為替市場では、アメリカの利上げペースが減速するとの見方が強まり、急速に円高が進んでいます。
円相場は、一時、1ドル=141円台まで上昇し、統計の発表前から4円以上、値上がりしました。
また、ニューヨーク株式市場では取引開始直後から幅広い銘柄が買われ、ダウ平均株価の上げ幅は、一時1100ドルを超えました。
FRB(=連邦準備制度理事会)は来月にも利上げ幅を縮小する可能性があり、今後の利上げペースが焦点となります。
(更新:11日午前5時半)