プロ直伝「食品保存のコツ」SNSで話題 今“お得に安く買える”野菜を長持ちさせるには ケーキを崩さない方法も
プロ直伝の「食品保存のコツ」を取材しました。今、“お得に安く買える”というブロッコリーを長く保存できる方法や、残ったケーキをつぶさずに保存する方法とは?
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石川県白山市の農家・安井ファームが、ケースからあふれんばかりの“山盛りのブロッコリー”の写真をSNSに投稿しました。投稿には「消費者の皆さまにおかれましては『ブロッコリーチャンスタイム』ということで」との文字も。この1万5000件もの「いいね」がついた投稿にある、「ブロッコリーチャンスタイム」とは…?
13日、この投稿をした農家を訪ねると…見渡す限りのブロッコリー畑!
安井ファーム・広報課 土田龍之介さん
「こちら全部、ブロッコリー畑です」
今年は11月の気温が高かったことなどの影響により、ブロッコリーが豊作だということです。食品の値上げが続く中、ブロッコリーの卸売価格は、例年1個あたり100円のところ、60円~70円に値下がりしました。つまり豊作で値段が下がった今、“お得に安く買えるチャンス”だというのです。
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しかし、街の人に聞くと…たくさん買っても日持ちしないとの悩みが。
20代
「そのまま置いて、野菜室とかに。すぐ変色しちゃったりするなって」
30代
「本当は買いだめしたいけど、だいたい1つしか買わないです」
日持ちしない悩みを解消すべく、プロの技を教えてもらいました。
安井ファーム広報課 土田龍之介さん
「買ってきたブロッコリーは、このようなポリ袋に入れていただきます。冷蔵庫のチルドルームに入れていただければと思います」
乾燥を防ぐため、ブロッコリーを市販のポリ袋に入れて、野菜室より温度の低い「チルド室」で保存します。そうすると、通常1週間程度しかもたないブロッコリーが、2週間ほど鮮度を保つことができるというのです。
安井ファーム広報課 土田龍之介さん
「(チルド室は)ギリギリ凍らない温度に設定されているので、ブロッコリーにとっては最適保存温度で保存できます」
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さらに、まもなくクリスマス。ケーキを食べることも多くなる季節ですが…
50代
「食べきれないです」
40代
「残ります」
20代
「食べきれない時は切って、冷蔵庫に入れる。ラップして」
ラップをかけると、ケーキがつぶれてしまうこともあります。そこで話題になっているのが、保存容器などを作る会社「旭化成ホームプロダクツ」がSNSに投稿したアイデア。保存容器を逆さまにすると――容器のフタがお皿になります。形が崩れることなく、保存が可能になります。
このアイデアに、街の人は「なるほど! 素晴らしい。ちょうどもうクリスマスなので、今年、試してみます」と話しました。