“グリコ”プリンなどが品切れに “システム障害” 商品の一部が出荷停止 再開までに時間
神奈川県にあるスーパーでは、ほかのプリンはたくさんあるのに「ビッグプッチンプリン」は1つもありませんでした。ヨーグルトの売場でも…。
お客さん
「ああ本当だ、悲しいね…。(江崎グリコの)BifiXは買いますね。やっぱり、としなので体のためにという意識で買う。なくなると困る人はいっぱいいると思います」
ほかにもロングセラーの「朝食りんごヨーグルト」など、江崎グリコの商品の売場だけにポッカリとあいた「穴」。
スーパーセルシオ和田町店 鶴田英明店長(神奈川・横浜市 22日)
「4月19日から商品がストップ」
江崎グリコは「プッチンプリン」や「カフェオーレ」などチルド食品のほぼ全品、17ブランド・82品目の出荷を停止。5月中旬の出荷再開を目指すとしているのです。
普段親しんでいる味との“しばしのお別れ”。
東京・足立区のベニースーパー佐野店でも、「プッチンプリン」などの商品が次々と“品切れ”になっています。
母(40代)
「プッチンプリンがないのはイヤ。プッチンっていう楽しみが」
――1か月以内にプッチンしたくなったら?
娘(20代)
「どうしようか」
母(40代)
「耐える」
江崎グリコのヨーグルトをよく食べているという人は…。
――出荷再開は1か月
毎週2個ヨーグルト購入 お客さん(70代)
「えー! 1か月停止? いや困る。もう1個買っていくわ。もう1個買っていくよ。買いに行きますよ! 死活問題ですよ」
そう話すや、売場へダッシュで戻り、ヨーグルトをもうひとつ追加購入。
お客さん(70代)
「あったー」
◇
なぜ江崎グリコは、1か月近くの出荷停止に踏み切ったのでしょうか。取引先に送られた文書には「システム切替に伴い、想定外のトラブルが発生した」とありました。
江崎グリコによると今月3日、商品の生産管理などにかかわるシステム変更を行いましたが、そのシステムに障害が発生したため、その後、出荷を停止。
今月18日から一部商品の出荷を再開しましたが、別のシステムで障害が起きたため翌19日に再び出荷を停止したということです。
また、出荷再開までに1か月ほどかかる理由については、今回のシステム変更が大規模だったため、復旧に時間がかっているとし、客や取引先に謝罪しています。