企業物価指数 過去最大の前年同月比10%上昇
日銀が発表した4月の国内の企業物価指数は、前の年の同じ月に比べて10%上昇し、過去最大となりました。
日銀によりますと国内の企業間の取引価格の変動を示す4月の企業物価指数は2015年の平均を100とした場合、113.5となり前の年の同じ月より10%上昇しました。上昇幅は、比較が可能な1981年以降、過去最大です。
ウクライナ情勢などにより石油製品や石炭製品を中心に取引価格が上昇しているためです。
さらに、円安による輸入コストの上昇も影響しました。
企業間の物価が上昇することで今後、販売価格に転嫁されれば、消費者にとってもさらなる物価高が懸念されます。