コメ価格高騰 大手外食チェーンで値上げや量減らす動き
コメの価格高騰を受け、大手外食チェーンで値上げやコメの量を減らす動きが出ています。
外食チェーンの「すかいらーく」はコメの価格高騰を受け、運営するファミリーレストランの「ガスト」や「ジョナサン」で、ライスや、ライス関連の商品を値上げすると発表しました。値上げ幅は30円から55円です。
また、「オリジン弁当」などを運営する「オリジン東秀」は10月からおにぎりや一部商品で、使用するコメの量を減らすと発表しました。関東と近畿にある一部店舗が対象です。
オリジン東秀によると、まだ仕入れ価格に影響はないものの、今後もコメの価格は高い状態が続くと見て、対応に踏み切ったとしています。
コメの価格について農林水産省は「品薄の状況で量を確保するために起きている価格高騰は、徐々に落ち着いてくる」としています。一方で、コメの価格上昇には生産コストの上昇が反映されている部分もあり、今後の需給バランスによっても変わってくるため、引き続き動向を注視していくとしています。