7日から、添乗員がいない外国人観光客のツアーも入国可能になるなど、水際対策が緩和されます。円安が進む中、日本を訪れている外国人は、街でどのような買い物をしているのか、取材しました。

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6日、東京・上野の菓子店では…

記者
「お店の中に外国の人がいますね。カゴの中はお菓子でパンパンです。」

少しずつ見かけるようになった外国人観光客。買い物カゴはお菓子であふれんばかりでした。

いま、期待しているのは…

二木の菓子・上野統括店長　中川泰範さん
「明日から（入国者が）5万人入ってこられるということなんで。上野も観光地になっていますので」

7日から水際対策の緩和が始まります。1日の入国者数の上限は、現在の2万人から5万人に引き上げられ、添乗員がいない外国人観光客のツアーも入国可能になります。

実は、「二木の菓子」は、コロナの前まで外国人観光客が爆買いをしていた免税店です。多い時で、お客さんの半数ほどが外国人だったことから、さらなる期待も膨らみます。

二木の菓子・上野統括店長　中川泰範さん
「円安だと海外で売っている（同じ）商品もあるんですけど、日本で買うと安くなっているので、いっぱい買ってほしいですね」

6日には1ドル＝141円台となり、24年ぶりの円安がさらに進行しています。外貨を円に両替した外国人にとっては、相対的にモノを安く買うことができます。

実際に6日、お菓子を爆買いした客は…

記者
「9751円！」

タイから来日した人
「とっても安いわ！しかも免税だしね！」

では、いま日本にいる外国人は、この円安でどんな買い物をしているのでしょうか？

アメリカからきた夫婦に聞くと、まず驚いたのが…

アメリカから来日した人
「水など、アメリカと比べてすごく安いと感じた。アメリカだと水を買うのに2～5ドル（約280～約700円）払わなくちゃいけない」

自動販売機で買ったペットボトルの水。100円程度で買えたことに衝撃を受けたといいます。価格に対するギャップは、お土産で買った消しゴムでも…

アメリカから来日した人
「390円でした。アメリカでこの金額だったら、消しゴム1個しか買えません。これには6、7、8個…入ってますからね。だから全然安いですね」

仕事でベルギーから日本へ来た男性2人は、1100円と1800円の招き猫をそれぞれ購入しました。

ベルギーから来日した人
「リーズナブルです。ヨーロッパのお土産の値段と比べればね」

ベルギーから来日した人
「ここは観光地なのに、そこまで利益を得ていない気がします。もしエッフェル塔で買えば、かなり払うことになります」

お店の期待は広がります。