KADOKAWA夏野社長単独インタビュー ソニー筆頭株主に海外展開強化へ
今週、ソニーを筆頭株主に迎えると発表したKADOKAWA。これに先立ち、夏野社長がインタビューに応じ、海外展開強化への意気込みを話しました。
数百タイトルに及ぶ「アニメ」「マンガ」「ライトノベル」。今月、東京・渋谷で開かれていたイベントでは、日本のアニメやコミックを熱心に見入る外国人の姿が。
アメリカからの客「日本のアニメは、とてもクール(かっこいい)」
UAEからの客「日本のアニメが好きで、アニメから学んでイラストを描いています」
国が基幹産業に位置づける日本のコンテンツ産業。しかし、うかうかとしては、いられません。
運営会議メンバー「マンガバル、始まりました」
この日、KADOKAWAが始めたのは、従来の紙媒体ではなく、デジタルでコミックを毎週配信する媒体。
KADOKAWAコミック第2局・池上昌平局長「いまドメスティックな市場が頭打ちであるとすれば、その数十倍の市場が世界中にありますので」
この新たな媒体で世界に攻勢をかけます。
今週、KADOKAWAが筆頭株主に迎え入れると発表したのは、グローバル展開を得意とするソニーグループ。提携の狙いも海外戦略にあります。
夏野社長が日本テレビのインタビューに応じました。
KADOKAWA夏野剛社長兼CEO「世界を見ると、やっぱり1か国で1社か2社、同じ産業においては強いところがあって、それが全世界に出ていくというのが世界の潮流なので、我々もそのトップグループにいたいなと」
KADOKAWAは今年、新たにフランス、インドネシア、韓国に合弁会社を設立。今後、海外発のコンテンツを全体の2割に引き上げたいとしています。
夏野社長「そうするとですね、コンテンツの量と質が両方とも良くなっていく。売り先も、たくさん大きくなっていく。この相乗効果を回すことによって、どんどん会社を成長させていきたい」
グローバルのコンテンツ市場で一層、日本の存在感を高めることができるのか注目されます。