コロナとインフル同時流行への対策案を了承 専門家会議
政府は新型コロナ対策を話し合う専門家会議を開き、この冬に第8波とインフルエンザが同時に流行することに備えた対策案が了承されました。
13日の分科会では、第8波に向けて医療機関、学校、高齢者施設の感染対策などが話し合われました。新型コロナとインフルエンザが同時に流行し、一日あたり75万人の感染者が出ることを想定した対策案も示され、了承されました。
新型コロナ対策分科会・尾身茂会長「コロナの感染自体でも今回はかなり高い波。感染者がかなり多く出るのではないか、そういう可能性がある」
今回の決定により、発熱外来の混雑を防ぐため、高齢者や持病がある人、妊婦、子どもは医療機関を速やかに受診するいっぽう、重症化リスクの低い若い人は、新型コロナの検査を自分で行います。その結果、陰性であれば、インフルエンザかどうか、オンラインやかかりつけ医などで受診し、治療薬の処方を受ける流れになります。
分科会の尾身会長は会見で、今後の感染拡大に備え、「行動制限を含む実効性の高い、強力な感染防止措置」などについても、なるべく早く検討すべきだという認識を示しました。