コロナとインフル…同時流行時の受診のあり方を議論
新型コロナウイルスの感染状況について検討する厚労省の専門家の会議で、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行時の受診のあり方が議論されました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「高齢者であったり、脳炎・脳症のリスクのある小児といった人たちが、優先的に医療に届くようにするべきではないかといった意見がありました」
会議では、新型コロナとインフルエンザが同時流行した場合、体調が悪い人が受診する際の対応案が示されたということです。
示された案では、発熱外来の混雑を防ぐため、高齢者や持病がある人、妊婦、子どもは医療機関を受診し、それ以外の人は、新型コロナの検査を自分で行い、陰性であれば、インフルエンザかどうか、オンライン診療やかかりつけ医などで診察をうける流れになっています。
委員からは、今のうちにコロナの抗原検査キットや解熱剤を家庭に常備することが大切だといった意見が出たということです。
また、会議では、感染者数が減少しているが、一部の地域で下げ止まりがみられ、海外では流行が再燃していることから、インフルエンザより先に、新型コロナの第8波が来るとの強い懸念が示されたということです。