準備遅れ目立つ中…「万博貿易保険」創設決定 建設会社への代金未払いなどリスク軽減へ
準備の遅れが目立つ大阪・関西万博のパビリオン建設について、経済産業省は、建設会社への代金未払いなどのリスクを減らすため、「万博貿易保険」を創設することを決めました。
2025年に予定されている大阪・関西万博では、パビリオン建設をめぐり、参加国と国内の建設会社との間で契約の締結が進んでおらず、準備が遅れています。
建設資材の高騰や人材不足が背景にありますが、経済産業省は、こういった事態に対応するため、国内の建設会社を対象に「万博貿易保険」を創設することを決めました。
従来より保険料を3分の1程度に抑える一方、海外から支払いがない場合は、全額もしくは大部分が補償されるということです。
国内事業者のリスクを低減し、建設の加速につなげたい狙いがあります。