「一生 金に困らないように」願いを込めて 小浜市で「小判」型の焼き菓子づくりがピーク
神棚に供える「小判」型の焼き菓子づくりがピーク(28日小浜市)
小浜市内の老舗菓子店で「小判」の形をした焼き菓子づくりが最盛期を迎え、金に困らないよう願いを込めて、神棚に供えられます。
「小判」は小麦粉と砂糖を使った昔ながらの素朴な焼き菓子で、さくさくとした食感とほのかな甘みが特徴です。
小浜市駅前町の古谷製菓舗では28日、職人が生地を薄く伸ばした後、型を使って小判の形にくり抜き、オーブンできつね色になるまで焼き上げていきました。
小浜市の一部の地域では、毎年節分にあわせて「一生 金に困らないように」との願いを込め、焼き菓子の小判を神棚に供えて豆と一緒に食べる風習が残っています。
この店では、50年以上にわたって変わらぬ製法でその味を守っていて、小浜市をはじめ、おおい町や高浜町の食品スーパーに出荷します。
最終更新日:2025年1月29日 19:18