ニューボーンフォトなどで「体験する写真館」へ 百年企業をめざす三代目店主の挑戦・福島
街や人の大切な瞬間を写真として残してきた街の写真館が、最近はデジタル化の波で年々減っているといいます。こうしたなか地域の人たち長く寄り添い愛される写真館を目指して変化を追求する写真館があります。
田村市にある冨士写真館。
社長の白岩大和さん37歳です。
創業は1954年、祖父の代から70年以上続く写真館を6年前に継ぎました。
■冨士写真館 3代目 白岩 大和さん(37)
「大学には進学したが、会社の状況が結構大変な時期もあったりして、大学の途中に帰ってきた」
写真の知識はゼロだった白岩さん。全国にある100以上の写真館を周り、写真の技術や店の経営について学んだといいます。七五三や成人式など記念写真の撮影はもちろん、屋外でのウエディングフォトも手がけ、2024年度は東北6県の写真コンテストで金賞を受賞しました。そして4年前に郡山市にオープンさせたのがこちらのフォトスタジオ。
この日、訪れたのは生後2週間の赤ちゃんを連れた佐藤さん一家です。
■冨士写真館3代目 白岩 大和さん(37)
「ここの距離が結構大事でパパとママがぎゅっとしていたほうがそうそう」
これは、生まれて間もない赤ちゃんと一緒に撮る「ニューボーンフォト」というもの。
■白岩 大和さん
「ここ数年で流行り始めて一か月になってしまったらもう撮れないという赤ちゃんの様子、そこがニューボーンフォトの魅力」
ママの朋美さん。実は、小学生の時に白岩さんに卒業アルバムを撮影してもらったことが縁で写真館に通っているそうです。
■ニューボーンフォトを依頼した佐藤 朋美さん
「小学校の時からカメラマンで撮ってくれていた人に自分の子供を撮影してもらって感慨深いですね」
■白岩 大和さん
「一つのご家族と人生を伴走する仕事ってなかなかないんじゃないかなと思う。写真館の一番の魅力なんじゃないのかなと思います」
昭和から平成、そして令和と、時代を写し続けてきた街の写真館。写真はフィルムからデジタルに変わり最近ではスマートフォンで誰もが手軽に写真を撮れるようになったせいか街の写真館も年々、減っているといいます。
こうしたなかで白岩さんが目指すのは…
■ 白岩 大和さん
「写真を残すということの向こう側に『写真館を体験』するというのが要素としてすごく大きくて…「写真を撮ってもらった」だけではなく写真館で過ごすひと時も感動や喜びがあふれるような場所にしたい。」
衣装や小物をはじめ、スタジオのセットにまで細かくこだわり「ここでしか体験できない、撮れない1枚」を追及しました。
街の人に愛され続ける写真館であるために。白岩さんはこれからも「写真館」という空間を大切にしたいと話します。
■白岩 大和さん
「家族の歴史を残すとか、大切な瞬間を残すとか、そういった根本的な役割は変わっていないと思う。変わっていくのでなくて進化していく。進化し続けることがどの時代にも愛されるお店作りになっていくと思っています」
田村市にある冨士写真館。
社長の白岩大和さん37歳です。
創業は1954年、祖父の代から70年以上続く写真館を6年前に継ぎました。
■冨士写真館 3代目 白岩 大和さん(37)
「大学には進学したが、会社の状況が結構大変な時期もあったりして、大学の途中に帰ってきた」
写真の知識はゼロだった白岩さん。全国にある100以上の写真館を周り、写真の技術や店の経営について学んだといいます。七五三や成人式など記念写真の撮影はもちろん、屋外でのウエディングフォトも手がけ、2024年度は東北6県の写真コンテストで金賞を受賞しました。そして4年前に郡山市にオープンさせたのがこちらのフォトスタジオ。
この日、訪れたのは生後2週間の赤ちゃんを連れた佐藤さん一家です。
■冨士写真館3代目 白岩 大和さん(37)
「ここの距離が結構大事でパパとママがぎゅっとしていたほうがそうそう」
これは、生まれて間もない赤ちゃんと一緒に撮る「ニューボーンフォト」というもの。
■白岩 大和さん
「ここ数年で流行り始めて一か月になってしまったらもう撮れないという赤ちゃんの様子、そこがニューボーンフォトの魅力」
ママの朋美さん。実は、小学生の時に白岩さんに卒業アルバムを撮影してもらったことが縁で写真館に通っているそうです。
■ニューボーンフォトを依頼した佐藤 朋美さん
「小学校の時からカメラマンで撮ってくれていた人に自分の子供を撮影してもらって感慨深いですね」
■白岩 大和さん
「一つのご家族と人生を伴走する仕事ってなかなかないんじゃないかなと思う。写真館の一番の魅力なんじゃないのかなと思います」
昭和から平成、そして令和と、時代を写し続けてきた街の写真館。写真はフィルムからデジタルに変わり最近ではスマートフォンで誰もが手軽に写真を撮れるようになったせいか街の写真館も年々、減っているといいます。
こうしたなかで白岩さんが目指すのは…
■ 白岩 大和さん
「写真を残すということの向こう側に『写真館を体験』するというのが要素としてすごく大きくて…「写真を撮ってもらった」だけではなく写真館で過ごすひと時も感動や喜びがあふれるような場所にしたい。」
衣装や小物をはじめ、スタジオのセットにまで細かくこだわり「ここでしか体験できない、撮れない1枚」を追及しました。
街の人に愛され続ける写真館であるために。白岩さんはこれからも「写真館」という空間を大切にしたいと話します。
■白岩 大和さん
「家族の歴史を残すとか、大切な瞬間を残すとか、そういった根本的な役割は変わっていないと思う。変わっていくのでなくて進化していく。進化し続けることがどの時代にも愛されるお店作りになっていくと思っています」
最終更新日:2025年3月20日 18:58