ソフトバンク社長 ローミング「本気で考える時期にきた」
大規模通信障害を巡り緊急時でも事業者が回線を融通し合うローミングの導入について検討が始まるなか、ソフトバンクの宮川社長は「本気で考える時期にきた」と述べました。
ソフトバンク宮川潤一社長「(KDDIの通信障害について )自分事だと思って本気でいろんなことを考えました。やはりなにかしらのローミングだとか、そんな機能を本気で考える時期にきたんじゃないかと」
また、宮川社長はローミングの課題について障害でつながらない利用者が別の会社の通信網に集まると、その回線がパンクしてしまうおそれがあるとの懸念を示しました。
これを防ぐために各社が事前に一定量の回線を貸し合っておいて、緊急時に切り替えて使えるようにする形が望ましいと語りました。
こうした案を今後、総務省の検討会などに提案していくとしています。
さらに宮川社長は、緊急時には通話の確保だけでなく、メールやウェブなどが最低限利用できる程度の通信の確保をする必要があるとして、その方法を検討したいと述べました。