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トライアル社長「オールジャパンで新しい体験ができる街をつくりたい」九大箱崎キャンパス跡地の再開発 福岡

2024年2月8日 17:31
トライアル社長「オールジャパンで新しい体験ができる街をつくりたい」九大箱崎キャンパス跡地の再開発 福岡
九大箱崎キャンパス跡地の再開発どうなる

九州大学箱崎キャンパス跡地の再開発を担う事業者の公募に、ディスカウントストアを運営するトライアルホールディングスが応募したと発表しました。再開発には複数の企業グループが名乗りを上げていて、新たなまちづくりに向けた動きが加速します。

■吉村史織アナウンサー
「大学の跡地に来てみると、工事中ということで高いフェンスに敷地が囲われています。校舎のほうを見てみると非常に広い土地が残されています。この土地に今後、どういった街ができるのでしょうか。」

福岡市東区に位置する九州大学箱崎キャンパスの跡地は面積およそ50万平方メートルで、実にペイペイドーム7個分という広大な土地です。

この土地の再開発をめぐり、土地を所有する九州大学とUR都市機構が事業者の公募を行い、1月末に締め切りました。

この公募に応じた企業の一つが、福岡市東区に本社を置きディスカウントストアを運営するトライアルです。

トライアルはセブン&アイやサントリー、カルビーなど42の企業と連携して、DXを活用した新たなまちづくりを目指します。

■トライアルホールディングス・亀田晃一 社長
「日本の技術を持ち寄ってオールジャパンで新しい街、 より生活者に密着した新しいコンセプトの街、新しい体験ができる街をつくりたい。」

関係者によりますと、再開発には九州電力・九電工などのグループや、住友商事・JR九州・西鉄などのグループも手を上げています。

跡地の利用方法を協議している地元住民などのグループは、生活しやすい空間にしてほしいと訴えています。

■九州大学箱崎キャンパスの跡地を考える会・北﨑秀男 代表
「今、老人が多くなっていて、もうほとんどが、極端なことを言えば買い物難民になっています。大きな商店はいらないけれど、ある程度のスーパーを置いてほしいと。そして、いつでも誰でも手軽に買い物ができるようになれば。」

また、防災施設を備えた公園や小学校や郵便局などの公共の施設としても活用してほしいと話します。

今後、審査を経て、ことし4月上旬には優先交渉権を得られる事業者が決まる見通しです。

再開発の計画が進む九大箱崎キャンパス跡地は、福岡市東区にあります。地下鉄と西鉄電車が乗り入れる貝塚駅と国道3号線にも近く、アクセスは抜群です。

広さはおよそ50万平方メートルで、ペイペイドーム7個分にあたる広大な土地です。

再開発事業に意欲を見せているのは、まず、8日に会見したトライアルです。セブン&アイやサントリーなど42の企業と連携し、DXをいかしたまちづくりを目指しています。

このほか、九州電力や九電工などのグループは、「アリーナ」を中心にしたまちづくりを検討しています。

また、住友商事やJR九州、西鉄などのグループも意欲を示しています。

土地を所有する九大とURは、内容と価格を総合評価し、4月上旬に優先交渉権を得られる事業者を選ぶ予定です。

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