【日本初】水素とバイオ燃料で動く観光船の内部を公開 二酸化炭素の排出を削減 北九州市
内部を公開
日本初となる水素とバイオ燃料で動く旅客船の内部が、北九州市で公開されました。
海上をゆっくりと進む白を基調とした船。旅客船の「HANARIA(ハナリア)」です。20トン以上ある船としては水素とバイオ燃料を使って動く国内で初めての船です。
■川崎直人記者
「船内はこのように広々とした空間が広がっていて、ゆっくりとくつろぐことができます。」
「HANARIA」は脱炭素化を目指す東京の海運会社が中心となって造った船で、化学燃料を使う船に比べて二酸化炭素の排出量を53%から100%削減できるということです。
北九州市の武内市長が視察しました。
■武内市長
「思ったより静かだし滑らかな感じ。今まで想像できなかった世界がこの船で形になっている。これはすごく楽しみ。」
3月27日に行われた実証実験では、響灘沖にある洋上風車までの往復およそ30キロを二酸化炭素の排出量ゼロで成功させています。
「HANARIA」は4月10日から、北九州市周辺を周遊する観光船として運航する予定です。