【スマート農業】企業と農家を福岡市がマッチング VRでブドウを剪定(せんてい) ドローンで農薬散布
福岡市は、スマート農業を広めていく新たな事業を始めました。
スマート農業とは、AIやロボットなどの先端技術を活用して農作業の効率化や品質向上などを目指す取り組みです。
このスマート農業を推進するためのイベントが6日、福岡市で開かれ、先端技術を持つ15の企業と、市内のイチゴ農家などが参加しました。
今後、市が窓口となって農家と現場の課題を解消できる企業をマッチングし、技術の導入をサポートしていくということです。
イベント会場では、自動の水やりや冬場に土壌を温める装置を紹介するパネルや、VRゴーグルを使ってブドウを剪定(せんてい)する訓練をし、ベテラン農家の技術を継承できるシステムなどが展示されていました。
■財津ひろみアナウンサー
「こちらは農薬散布用のドローンです。大きいですね。縦横1メートルくらいあります。中央のタンクには8リットルの農薬を入れられます。」
農薬散布用ドローンは、事前にプログラミングすれば自動で飛行し、まんべんなく農地に農薬を散布できるということです。
■イチゴ農家
「防除(害虫などの駆除)がきついので、防除ロボットの話が興味深かった。肉体労働をちょっとでも減らそうと。」
■トマト農家
「導入するコストは考えないといけないけれど、今の状態より良くはなると思います。」
この事業は2025年3月末までで、マッチングの対象は福岡市内の農家です。問い合わせは、福岡市の農林水産局政策企画課092-711-4840です。