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【注意】子どもたちが花火の遊び方を消防署の職員に学ぶ 事故の8割は1歳~6歳 ケガをしないために 佐賀

2024年8月6日 18:36
【注意】子どもたちが花火の遊び方を消防署の職員に学ぶ 事故の8割は1歳~6歳 ケガをしないために 佐賀
花火でケガをしないために

5日夜、福岡県久留米市では「筑後川花火大会」が開かれ、見物客は夜空の大輪に酔いしれました。今週末からお盆休みに入り、手持ちの花火を楽しむご家庭もあるかと思いますが、特に小さい子は注意が必要です。

5日午後7時半ごろ、大きな音ともに花火が夜空を彩ります。江戸時代以降、365回目となる「筑後川花火大会」が、久留米市で開かれました。

およそ1時間で1万5000発が打ち上げられ、およそ42万人の観客が夏の風物詩を楽しみました。

一方、6日、佐賀県伊万里市の保育園では。

■中村安里フィールドキャスター
「園児たちが集まって、花火について学んでいます。みんな興味津々です。」

■消防署職員
「花火したことある人?」

■園児
「はーい。」

■消防署職員
「これ、どっちに火をつけるか分かる?」

■園児
「黄色いほう。」

■消防署職員
「そう、黄色い方ね。」

伊万里消防署の職員が「花火の正しい遊び方」を園児に教えていました。お盆休みに花火をする際、思わぬ事故につながらないよう、2021年から毎年、市内の保育園や幼稚園で指導しています。

■消防署職員
「洋服とかに燃え移りますので、 終わったらバケツにつけてください。」

これは、国民生活センターが実際に起きた事例などをもとに行った実験の動画です。花火をしていた人が動いた拍子に、燃えかすがマネキンのスカートに触れました。すると。

スカートから火が上がり、燃え広がってしまいました。

また、風上に体を向けて花火を持つと、火花や燃えかすが体にかかってしまうほか、線香花火の火球が足に落ち、ヤケドする恐れがあるということです。

国民生活センターによりますと、花火に関する事故のおよそ8割は、1歳から6歳の幼児に起きているということです。

消防署の職員は園児に対し「花火をするときは大人と一緒にすること」や「花火を人に向けないこと」「終わったらバケツに水を入れて火を消すこと」などの注意点を伝えました。

“座学”が終わると次は”実技”です

■中村フィールドキャスター
「園児たちが消防の職員と一緒に花火を体験しています。みんな同じ方向に花火を向けています。」

注意事項を守りながら、実際に花火を楽しみました。

■中村フィールドキャスター
「これから花火する時は、どんなことに気をつけますか。」

■園児
「パパとママのところでやる。」
「花火終わったら、ちゃんとね、水が入っているバケツにちゃんと入れる。」

■伊万里消防署・平川法利予防係長
「園児の皆さんには親と一緒に、目の届く所できちんと花火をしてもらうということを約束しました。きちんと目の届く範囲で遊ばせるということが一番大事です。」

楽しい思い出になるはずの花火を事故につなげないために、大人がしっかり見守ることが重要です。

楽しい花火ですが、公共の場所では注意が必要です。

例えば福岡市が管理する公園や海岸では、原則的に手持ちの花火については許可していますが、ロケット花火や打ち上げ花火など、危険を伴うものについては禁止しています。

ただ、施設によって運用が異なりますので、管理者に事前に確認を取ってほしいとしています。

福岡市以外も自治体ごとに条例が異なるため、事前に確認しましょう。

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