【注意】子どもたちが花火の遊び方を消防署の職員に学ぶ 事故の8割は1歳~6歳 ケガをしないために 佐賀
5日夜、福岡県久留米市では「筑後川花火大会」が開かれ、見物客は夜空の大輪に酔いしれました。今週末からお盆休みに入り、手持ちの花火を楽しむご家庭もあるかと思いますが、特に小さい子は注意が必要です。
5日午後7時半ごろ、大きな音ともに花火が夜空を彩ります。江戸時代以降、365回目となる「筑後川花火大会」が、久留米市で開かれました。
およそ1時間で1万5000発が打ち上げられ、およそ42万人の観客が夏の風物詩を楽しみました。
一方、6日、佐賀県伊万里市の保育園では。
■中村安里フィールドキャスター
「園児たちが集まって、花火について学んでいます。みんな興味津々です。」
■消防署職員
「花火したことある人?」
■園児
「はーい。」
■消防署職員
「これ、どっちに火をつけるか分かる?」
■園児
「黄色いほう。」
■消防署職員
「そう、黄色い方ね。」
伊万里消防署の職員が「花火の正しい遊び方」を園児に教えていました。お盆休みに花火をする際、思わぬ事故につながらないよう、2021年から毎年、市内の保育園や幼稚園で指導しています。
■消防署職員
「洋服とかに燃え移りますので、 終わったらバケツにつけてください。」
これは、国民生活センターが実際に起きた事例などをもとに行った実験の動画です。花火をしていた人が動いた拍子に、燃えかすがマネキンのスカートに触れました。すると。
スカートから火が上がり、燃え広がってしまいました。
また、風上に体を向けて花火を持つと、火花や燃えかすが体にかかってしまうほか、線香花火の火球が足に落ち、ヤケドする恐れがあるということです。
国民生活センターによりますと、花火に関する事故のおよそ8割は、1歳から6歳の幼児に起きているということです。
消防署の職員は園児に対し「花火をするときは大人と一緒にすること」や「花火を人に向けないこと」「終わったらバケツに水を入れて火を消すこと」などの注意点を伝えました。