「熊本産はすごくいい」養殖ノリの初入札 高品質だが収穫量が少なく過去最高値
熊本県内で養殖された乾ノリの初入札が10日、熊本市西区の熊本県漁業協同組合連合会で行われました。
初入札には県内16の漁協から約3000万枚が出品され、全国から訪れた取引業社が色づきや香りなど今年のノリの出来を確かめていました。
■福岡からの業者
「良いですね。熊本は特に真っ黒だし、味も例年よりずっとある」
■三重からの業者
「全体的にみると熊本はすごくいいと思う。このまま育ってくれて、次回もっと数が出てくれたら」
気になる価格は、1枚あたり42円99銭と過去最高値に。高い品質の一方で、収穫量が例年より少ないことが影響したといいます。
■熊本県漁業協同組合連合会 藤森隆美会長
「あぶって、そのまま食べていただきたい。磯の香りがして、口の中で歯切れがよく溶ける良いノリの醍醐味をぜひ味わっていただきたい」
入札会は来年4月までに10回開かれる予定で、県漁連は今シーズン8億枚、96億円の売り上げを目指しています。