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【高まる需要】半導体に特化した人材育成の研修施設 開所から1年 研修の現場は

2024年5月16日 19:41
【高まる需要】半導体に特化した人材育成の研修施設 開所から1年 研修の現場は
TSMCの進出を契機に、半導体に特化した人材育成のための研修施設が大津町に開所して1年。高まる需要に応えようと取り組む現場を取材しました。

大津町にある日総テクニカルセンター熊本。神奈川県に本社があり、主に製造業向けの人材派遣などを行っている日総工産の研修施設です。去年4月に開所し、1年が経ちました。

施設の特徴は、半導体に特化していること。大手企業の工場でも使われている半導体製造装置があり、メンテナンスなどを実際の装置を使って学ぶことができます。

■営業職から転職 髙木司さん(36)
「教本で教わった工具の使い方、狭い場所や低い場所での作業が多くあるので、工具の使い方で考えさせられる点が多々あった。日々技術の最先端を学び第一線で働き続けられるエンジニアになりたい」

日総テクニカルセンター熊本では、研修の受け入れを始めた去年6月以降、日総工産の社員60人の研修を行ったほか、県内の企業から社員研修として20人を受け入れました。初年度の目標は70人でしたが、外部からの研修を含めると目標を上回る実績です。

TSMCやソニーが県内での工場増設を表明する中、人材の需要はさらに高まるとみられます。こうした中、研修施設では増設を予定。年間で受け入れができる人数を100人から300人に増やす計画です。

■日総テクニカルセンター熊本 喜屋武修センター長
「今後、さらに人材の需要が高まっていくと思っている。色々な知識を学んで、現場に入った時に対応できるスキルを身につけたスタッフを送り出していきたい」

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