3月の県内の求人について、引き続き半導体関連事業の需要が高い状態が続いています。また、高校生の求人については過去最高でした。

熊本労働局によりますと、2024年3月の県内の雇用情勢で仕事を求めている人1人に対しどれだけ求人数があるのかを示す有効求人倍率は1.25倍でした。

新規求人の産業別では▽電子部品・デバイス・電子回路製造業が、2023年の同じ時期と比べて10.8％増加し、生産用機械器具製造業は96.2％の増加で、半導体関連事業での需要が高い状態が続いています。

中でも高校卒業予定者の求人倍率は4.22倍と、統計を取り始めた1990年度以降、最高となりました。

熊本労働局では、「コロナ禍で採用を控える傾向が回復し、若手を求める企業が増えたことで売り手市場になっている」と話しています。