北陸電力春闘妥結 25年ぶりベア 組合要求上回る
北陸電力は、2024年の春闘で25年ぶりのベースアップを行うことで、労働組合と妥結したと発表しました。
北陸電力によりますと、2024年の春闘で労働組合側の要求を上回る組合員平均 月額9500円のベースアップを行うことで14日、組合側と妥結したということです。
ベースアップは1999年度以来、25年ぶりです。
また、初任給は3年ぶりに学歴に関係なく一律1万円増額、賞与は4年ぶりの増額し月例賃金の4.3か月分と回答したとしています。
いずれも、組合の要求以上の回答をしたことについて、北陸電力は「電力の安定供給には、人材の安定的な確保と定着が必要なため」としています。
一方、労働団体・連合富山によりますと、2024年の春闘では15日までに加盟する18の労働組合が妥結したということです。
賃上げ率は、定期昇給を含め平均で5.99パーセントでした。
連合富山は、県内の中小企業の交渉結果は多くが来週以降に明らかになるとみて、動向を注視するとしています。