コメの種もみ直接まく、栽培方法の実演見学会…省力化とコスト削減めざす(宮城・大崎市)
苗を田んぼに植えずに種もみを直接まく栽培方法の実演見学会が、宮城・大崎市で開かれました。
大崎市古川の田んぼで行われたのは、「乾田直播」という栽培方法の実演見学会です。
8日は、コメの生産者など約200人が見守る中、専用の機械を使って1.3haの田んぼにササニシキの種もみを播いていきました。
この栽培方法は、耕した田んぼに種もみを直接播いて、苗が根づいたら水を入れます。
通常の田植えのように、苗まで育ててから植える必要がないため、JA全農みやぎは農作業が省略化されコスト削減につながるとして、去年から普及に力を入れています。
JA全農みやぎ・都築祐一県本部長
「県内に広めていきたいと思っている。省力化が図れるので、農家の方々が効率的にできると考えている」
JA全農みやぎでは、今年県内8か所の田んぼ7.9ヘクタールで、この栽培方法の実証試験を行うということです。