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青森県が牡蠣の特産地に?港町に活気を取り戻せ!八戸市で初の牡蠣海面養殖が今秋始まる

2024年10月3日 17:02
青森県が牡蠣の特産地に?港町に活気を取り戻せ!八戸市で初の牡蠣海面養殖が今秋始まる

八戸市の前沖で初めてとなる海面での牡蠣の試験養殖がこの秋始まります。

八戸市北部の市川町にある市川漁協の倉庫では、試験養殖にたずさわる2つの漁協の漁業者が、牡蠣の種苗を入れたバスケットをぶらさげる養殖ロープを作っています。
牡蠣の海面養殖は県三八地方水産事務所が2つの漁協とともに、今年初めて試験的に取り組みます。
初年度は、市川地区の港からおよそ1キロ沖合の海域で深さ9メートルと13メートルの2地点に、それぞれ30個の養殖バスケットを浮かべ、合わせて1,500個の種苗を養殖します。

★八戸市みなと漁協 尾崎幸弘組合長
「牡蠣のエサというかプランクトンというかそれがどのくらいいるのか、そういうので育ち具合を見ながら、とりあえずいま実験的に挑戦してみようかと思って」

★市川漁協 木田茂美組合長
「頑丈にしないとと思って(港外だから)どれくらいの波に耐えられるかまだわからないから なんとか持つのではないかと気はしているんだけれども」

海面への投入は牡蠣種苗の到着を待って、近く3年ぶりに再開する定置網漁に続いて行う計画です。
主力のイカやサバの記録的不漁が続くなか、ハマ再生の鍵となるつくり育てる漁業の事業化に向けて1歩を踏み出します。

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