高級食材“黒いダイヤ” 養殖された“稚ナマコ”10万匹を放流 漁獲量の安定化へ 《新潟・佐渡》
高級食材として中華料理などで使われることも多い「ナマコ」。その漁獲量を安定的に確保しようと佐渡市で養殖された「稚ナマコ」の放流が行われました。
佐渡市の漁港で放流されたのは、まだ幼い「稚ナマコ」10万匹です。「黒いダイヤ」とも呼ばれるナマコ。佐渡産のナマコは質がよく、中国を中心に高値で取引きされてきました。中国による日本産の水産物の輸入停止の影響が続いていますが、再開の日に向け準備が進められてきました。漁港の一角に放流されたナマコは1年半後に水揚げの時期を迎える予定です。
〈浦島三和 須藤由彦社長〉
「小さな一歩ではございますが、これがどんどん大きな第二歩になるように持続可能なナマコの取り組みができるよう期待しています」
この取り組みには漁港の活用を広める狙いもあるということです。
最終更新日:2025年2月28日 19:27