旧新潟三越跡地に“複合ビル” 再開発事業…施工業者みつからず計画に遅れ 完成時期は未定に 《新潟》
旧新潟三越の跡地に複合ビルを建設する再開発事業をめぐって施工業者が決まらず計画が遅れていることが分かりました。
再開発を計画する準備組合は12日、新潟市役所を訪れ、中原市長に事業の遅れを報告しました。旧新潟三越の跡地には商業施設やマンションが入る地上37階建ての複合ビルの建設が計画されています。当初は2029年の完成を目指していましたが、人手不足などの影響で施工業者が決まらず、完成時期が未定となっているということです。
〈東京建物 平原 康成 グループリーダー 〉
「われわれが想定しておりました、令和8年度の工事着手のスケジュールに対応できる施工業者が見つかっておりません」
〈新潟市 中原八一市長〉
「スケジュールの遅れは非常に残念なところですが現在の建設業界の現状を鑑みますと致し方ない」
準備組合によると当初の計画では今年度中に建物の解体に取り掛かる予定でしたが、施工業者が決まらずめどが立っていないということです。
Q)完成時期についても見直しの対象になると思うが?
〈東京建物 平原 康成 グループリーダー 〉
「再度検討する必要があると思っています」
Q)事業から撤退する可能性は?
「ございません」
事業計画の遅れをうけ、新潟市は本年度計上した補助金、約7億3000万円を全額減額する方針です。