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蔵王での事業 星野リゾートの星野佳路代表が「年内に具体案を示す」と本格的な準備段階に入っていることを明らかに

2024年1月8日 18:55
蔵王での事業 星野リゾートの星野佳路代表が「年内に具体案を示す」と本格的な準備段階に入っていることを明らかに
蔵王の事業展開に言及する星野代表

国内外でリゾート施設を運営する星野リゾートが計画している蔵王での事業展開について、星野佳路代表がYBCの取材に応じ、「年内に具体案を示す」と本格的な準備段階に入っていることを明らかにしました。星野リゾートが蔵王進出計画について明言するのは初めてです。

星野リゾートの蔵王進出を巡っては、去年5月に営業を終了した蔵王温泉中心部にある「ZAOセンタープラザ」を取り壊した上で、新たな施設を建設する案が計画されています。星野リゾートの星野佳路代表は12月22日、福島県のスキー場でYBCの取材に応じ、蔵王進出に意欲を見せました。

星野佳路代表「山形には魅力があるのでチャンスがあればぜひやってみたい」

星野代表は「何度も蔵王の視察に行った」などとこれまでの経緯を述べた上で、「年内に具体案を提示したい」とし、すでに事業展開に向けた本格的な準備を進めていることを初めて明らかにしました。

星野リゾートが掲げる観光振興の方針については、「地域全体で盛り上げること」が重要としています。

星野佳路代表「1つの旅館やホテル、スキー場が良くなろうとするのではなく、地域全体でよくすることがこれからの観光のテーマ」

福島県のスキー場「ネコママウンテン」はこうした方針に沿って星野リゾートが約20年前から事業を展開しています。今シーズン、隣接する2つのスキー場が統合され、国内最大級のスキーリゾートに生まれ変わりました。

星野リゾートではスキー場を中心に、周辺自治体や観光団体、民間企業と連携し、平日の誘客が期待できる外国人客の取り込みを図っています。

星野佳路代表「インバウンド客にこのエリアに来てもらうには滞在中のスキー・スノーボードの体験だけではない部分をセットにして、世界に情報発信していくことが必要」

蔵王進出について星野代表は「スキー場や温泉、樹氷などこれほど観光資源に恵まれているエリアは他にない。自らが計画に深く関わって、進めている」と意気込みを語りました。

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